少々横道に。
いたる的にはベタ付けなんですけど、フローティングされる方は、昨日の時点でブリッジスクリューの調整は終わりです。
あとは、「なんつったっけ?」スクリューとスプリングの本数を調節して、ブリッジプレート後部でボディーとの隙間が3mm前後開くようにすればオッケー!
これでアームアップもダウンも思いのまま。
図15
ってなわけで、いたる法に戻ります。
ようするに、ベタ付けですから〜!
さて。その場合の奥義なんですが、、、
ブリッジの位置を、フローティングとは逆に傾ける!
のです。
と言っても、実に僅か。
まぁ、この図を見ておくんなせい。
図16
すこーしだけど、ブリッジスクリュー側のプレートが上がり、後部がボディーに当たっていることがおわかりになるかと思います。
え?北さん、わかんない?
わかってくれよぅ。。。
これってのは、実はアームユニットを安定させるために、ユニットが最終的に止まるラインを「線」で受けるようにしたわけです。
アームプレートとボディーが両方とも完全に「面」が出ていて、面と面が合えば実に効果的なんですが、これはあくまでも理想値に過ぎません。
現実にはプレートは真っ直ぐではないし、ボディーだって凸凹だ。
そーなると、面ではなくて様々な場所に当たるため、プレートが転がるように暴れてチューニングが安定しないのですよ。。。
ベタ付けの場合は、あくまでもアームアップしているときには安定していなければなりません。
たとえ目で見てベタになっていても、軽くアームアップしたらチューニングが狂った、、、、なんて、そんなのはダメダメなんですよ。
それぢゃぁフローティングしていることと一緒で、弦が切れたらチューニングも狂いますね。
(ベタにしていても狂うときは狂うんですけど)
なので、ブリッジプレート後部を「線」でボディーに触れさせ、より安定した「ベタ付け」を目指しているのです。
んでもって。その場合のスクリュー側の下部クリアランスですけどね。
ほんの少し、コピー用紙4枚分ぐらい。
(実測値0.34mm)
これ以上大きいと、かえって安定しなかったり、強度が不安になったりするので注意してください。
で、どうやってそんな寸法を出すのかって?
簡単です。
適当な大きさに切ったコピー用紙を四つ折りにして、ブリッジの下にカマして、先のビス調整をするだけ(^_^;
構造上アームダウンすれば下部クリアランスが生まれるので、決まった後にアーミングしながら引っ張ればすぃっと抜けますよ!
あ、そうそう。
このセッティングの場合、ギターによってはボディーの裏側でイナーシャプレートが先にぶつかってしまうことが有るんですが。
そんなときは躊躇せずボディーを削りましょう(^_^;
このあたりがモノによってはぶつかる、、、かも。
どのみち、このように点で触れてしまう場所は凹むので、前もって削っておけば手間いらずですね。
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