北さんにも解る!ストラト調整法!!シンクロナイズドトレモロアーム編その3
何度も出ていますけどね、この手の図は。
プレートに開けられた穴のザグリがナイフエッジとなり、ビスの傘の下あたりに当たって支点が決まるわけね。
(あくまでもイメージね。現実はこれほどエッジは立ってませんぞ)
さーらーに、拡大!
スクリューのアップです。
ここまで拡大するとようやく解る僅かな隙間が見えてきます。
まず、スクリューの傘の下部分とプレートの上部分は、若干のクリアランスが有るのです。
これってのは、アームダウンしたときにプレートが傘の端に当たるために生まれてしまうのですね。
さらに、アームダウンしたときのプレートの下と、ボディーの間にはクリアランスが生じます。
スクリュー調整で多いミスが、締め込みすぎによるもの。
プレート上部とスクリュー下部が当たるほど締めてしまうと、、、
アームダウンしたときにスクリューの端にプレートが当たり、せっかくのナイフエッジを「こじるように」支点を下にズラしてしまうのです。
しーかーもー!
アームを戻した時に、ボディーとプレートの下部が触れるために、またもや支点を「こじって」最初の場所に戻るわけです。
こーなったら北さん、支点はたまったもんぢゃぁありませんね。
アーミングの度に上へ下へとこじられまくるわけで、せっかくのエッジなんてすぐに丸くなって支点がぼやけます。
その時には熱も発するし、異音もします。
「コリリーン、カキーン、、、」とスプリングが鳴ることがありますけど、基本的にはスプリングそのものは構造上鳴りません。
ブリッジに振動がある場合にそれが共鳴しているだけで、原因の多くはブリッジ側に有るモンなんです。
(イナーシャプレートのスプリング穴部分が唯一のまともな音源かも?)
プレートがスムーズに動く為には、プレート上部に若干のクリアランスが必要である、と頭にたたき込みましょう。
(実はプレート下部にも必要なんだけど、優先順位としては上部ね)
これはFender USA Bonnie Raitt Modelのブリッジをひっくり返したところ。
なんとテキトーなザグリでしょう(^^;
ジャパンフェンダーの方が遙かにマシです。
道理でチューニングが落ち着かないわけだ。
しょうがない、バラしてザグるかな。。。
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