北さんにも解る!ストラト調整法!!シンクロナイズドトレモロアーム編その7
さて、トレモロユニットの位置調整が決まったところで、オクターブ調整をやっつけましょう。
オクターブ調整ってのは、北さんもベースではお馴染みかと思いますが、ここで一度見直してみましょう。
まぁず、なんでオクターブ調整が必要なんだべ?
図その17
これをご覧ください。
ギターもベースも同じように、フレットは倍数によって綺麗に打たれています。
開放弦の長さの、ちょうど半分の所に、12フレットが来ておりますね。
これを押さえれば、一オクターブ高い音が出るわけです。
物理的にこれは当たり前。振動する弦の長さを1/2にすれば、振動数は倍になり、音程は一オクターブ高くなるのは当然です。
しかぁし!
これは、弦のテンション(張りの強さ)が一定である場合にのみ言えることなのですね。
チューニングペグを廻してテンションを変えれば音程も変わります。
これも当然。
ってなことをふまえて、 図その17を見返してみましょう。
上が12フレットハーモニクスです。弦振動の1/2ポイントを軽くさわってピッキングすることで、開放弦の倍の周波数=一オクターブ上の音が出ます。
で、そのまま12フレットを押さえ込むと、、、、
何故か音が高くなる!?
まぁ、なんのことはない、フレットを押さえることで弦と12フレットとの距離分、テンションが上がって音程が高くなってしまうわけです。チョーキングしているのと同じ原理ですね。
なので、それを補正する意味でサドルを下げる(遠ざける)ことで音程を下げ、開放弦との音程差を少なくするのが、オクターブ調整の意味です。
弦は太さがそれぞれ違うため、サドルは各弦ごとに調節できるようになっています。んでもって、弦の太さの違いからテンションによる音程差も若干の違いがあって、現実にはこんな感じの並びになることが多いですね。
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