ジェベル、リアホイールハブの穴ほじくり作業!
入手したモタード用ホイールは、
90年代後半のSUZUKI RM125(モトクロッサー)のものでした。
同じスズキだし、ハブなんてそう変わりゃしねぇだろ。
......なんて考えてた自分を殴りたいw
フロントハブはアクスルシャフトが20mmなので、ジェベルの17mmには合いません。
適当なベアリングを見つけて加工すればイイかと思いきや、
そもそもハブ幅が違っていて収まらない。
(RMの方が広いのです)
しょうがないので、RMX250Sのホイールを入手してハブだけ使用して組み替えました。
(アクスル径17mmで全く一緒なのです)
んで、リアホイールについてはジェベルのほうが幅が有りました。
RMのハブだと5mmぐらい足りない。。。
ならカラー作って合わせてしまえばイイかとも思ったけど、
チェーンラインがタイヤに寄り過ぎていてちょっと危険です。
しょうがないので、TS125Rのホイールを入手してハブだけ使用して組み替える事になりました。
けど、アクスル径が17mmなのでジェベルの20mmを入れるにはベアリングを打ち替える必要があります。
そのためには、ベアリングが入るように穴を拡大しなければなりません。
流石にこの作業はオレの手に余ります(^^;
いや、手も足も出ませんwww
こんなときに頼りになるのは、
タクミちゃん!\(^o^)/
ちょっと疲れてるけど、元気ですw
これがハブ。
アクスルシャフトを受ける3つのベアリングが収まるように径を拡大するのです。
そのため、ベアリングやディスタンスカラーの現物を計測しながら超精密図面を書き上げるタクミちゃん。
こんなんでも1/100mmの数字を追う世界であります (⁎˃ᆺ˂)
ここで最大の問題は、
ハブをどうやって旋盤に固定するか。
コレに尽きるわけです。
あーだこーだ言いながら、
治具を制作することになりました。
チャックに収まっている銀色の謎の円盤。
これが治具。
ブレーキディスクを受ける段差がみちっと収まる寸法に削り出しました。
超ジュラですって。
ディスク固定用の穴を利用し、治具と締結。
これで旋盤に固定できるようになりました。
ハブは鋳物なので芯が出るかどうか心配でしたが、
これで2/100mmの誤差で芯が出ました。
ここまでで約2時間www
肝心のベアリング部分の切削は10分も掛からずw
。。。仕事ってのは下地作りこそキモなのですよ(^o^/
んで、スプロケット側の加工は終了。
治具を外し、裏返して反対側の加工をするための治具加工w
今度はスプロケット位置決め用の段差を利用し、
切削していきます。
んでまた小一時間。
ベアリング部分の切削は5分でおしまい。
いやー、素晴らしいお仕事を目の当たりにいたしましたよ。
タクミちゃん、単なる変態ではないんだぜ!
(知ってたけどw)
さんきゅう!スーパー旋盤!
さんきゅう!タクミちゃん!
さぁ、て。
一番の懸念であった穴ほじくり大会も無事に終了です。
あとはベアリング打ち込んでスポーク張ってリム組み上げて芯出ししてタイヤとチューブ入れてスプロケとブレーキディスク付けて組み上げるだけです。
自賠責入れて名義変更行ってくっか(^^)
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