CB900F復活への道-その11 フロントブレーキ、キャリパーをいぢる!
CB900Fのキャリパーは750同様、年式によって2つに分けられます。
78-80年のシングルポットと81年以降の2ポットもの。
FZ,FAがシングルでFB,FCが2ポットです。
当時最先端の2ポットも21世紀の今となってはちょっと寂しい装備です。
モノブロックなので剛性は十分なんですが、キャリパー自体が左右に振れる必要が有るため、その機構がスムーズに機能するようメンテナンスする必要があります。
ってかココが錆びやすいんですね~w
んで、今装着しているキャリパーは、、、
CBR400F(NC17)のもの。
いわゆる「バッテンキャリパー」ってヤツ。
ポット径は30mmの2ポット片押しで、機構や容量は同じ。
よって、効きも同じです。
CBX750の32mmだったら効きが良くなるはずなんだけど、ブツが少ないので入手困難なんです。
ちなみに、FBのリアキャリパーは27mmと小径です。
間違えて発注しないように気をつけましょう。
(14年前にやっちまったオレ。。。)
ともあれ、10年以上放ったらかしなので、ピストンシール、ダストシールは容赦なく交換っすね。
45209-166-006 ピストンシール
45109-166-006 ダストシール
バラしてみたらピストンの錆も目立つので交換っすね。
45107-MA3-006 キャリパーピストン
キャリパー自体をスライドさせるピン(スリーブ)も錆でちゃったから交換っすね。
45111–MA3-006 スリーブ
その原因を作ったラバーのブーツも破れていたので交換っすね。
45133-166-016 ブーツ、ピン
ブリーダーボルトも錆びてるから交換っすね。
43352-568-003 スクリュー、ブリーダー
ふぅ。これだけでもなかなかの金額になりますだ。
でもブレーキの重要部品だからケチれないよねー。
ともあれ今でも新品が入手できることに感謝であります。
メンテナンスのキモは、
ピストンシールが入る場所の掃除をしっかりとしておくことが大切。
やっぱり時間が経っているからフルードが結晶化したカスがこびり付いていますからねー。
キャリパー自体に傷を付けないように気を使います。
組み立ては簡単。
シリコングリスをシールに薄く塗布してセット。
ダストシールも同様に入れればピストンもスルリと入るのです。
っつーか入らないようならメンテ失敗ぢゃんw
新品のスリーブもグリスを多目に塗布してブーツで閉める。
ピンボルトもスムーズにブラケットへスライドするようクリーニングしグリスアップ。
はい出来上がり!
パッドはデイトナの安い方だw
うむ。
金色に輝くキャリパーピストンの美しさよ(o^-‘)b
。。。と。
一通りメンテナンスを終わらせたのですが、
まだ組付けには至らずです。
ってか、もしかしたら使わないかもしれない??
…かもしれないw
最近のコメント